【国連】2017.03.21 発表
国連環境計画(UNEP)は、コロンビアで50年以上にわたり続いた内戦による環境破壊の修復を支援すると公表した。内戦中、複数の反政府および犯罪組織がコロンビア領の広大な地域を支配し、自然資源を資金源としてきた。これは、違法採鉱、森林伐採、水銀汚染などによる深刻な環境破壊を生んだ。内戦による環境破壊の状況を検証するため、UNEPの専門家チームは12日間の調査を実施。特にキト川流域で違法採鉱と森林伐採が重なり、範囲、程度共に環境破壊が著しいことが確認された。コロンビア政府は、平和が環境面に及ぼす利益の強化と環境に優しい成長の重要性を強調しており、持続可能な生計と地域開発を促進するため、持続可能なコロンビア基金を創設している。UNEPは、当面の支援として、環境面からの平和構築プロジェクトを効果的に実施するための技術勧告や研修、資源採取産業のための社会、経済、環境条件を改善し、違法操業による損害を修復するための措置に関する助言などを提案している。【国連環境計画】
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