【国連】2016.11.04 発表
世界気象機関(WMO)は、2016年11月4日にパリ協定が発効したことを受け、パリ協定を実行するための各国の取組を支援すると発表した。具体的な支援内容は、1)地球観測、2)研究の調整、3)サービス構築、の3点にまとめられた。
地球の観測では、各国の気象水文機関(NMHS)などの情報を基に気候の傾向を追跡し、温室効果ガス年報で主要な温室効果ガスの大気中の濃度を毎年報告すると共に、地球規模の気温の傾向、極端気象、その他の気候システムの変化を毎年または複数年をまたがり報告する。
研究の調整では、世界気候研究計画と共催するプログラムを通じて、研究者や気候モデリングの専門家を支援する。気候システム、温室効果ガスの役割、気象の影響、海面位や生態系についての知識を蓄積し、気候変動の緩和と適応に役立てる。
サービス構築では、観測や研究成果を使って季節単位から数十年規模にわたる予測や情報を提供する気候サービスを構築する。気候サービスは気候予報を他部門の情報と組み合わせ、公衆衛生、農業、水管理、災害リスク、その他の部門や優先事項に関する意思決定に役立つ情報を提供する。【世界気象機関】
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