【国連】2016.09.09 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、世界中の市民が個人のCO2排出削減に取り組む「Global Citizens Climate Pledge(世界市民気候誓約)」の起ち上げを発表した。このために開設されたウェブサイトでは、市民が自身のCO2フットプリントを計算し、エネルギー使用、旅行、食生活、消費の習慣、電子機器、家庭用機器に関する選択や排出オフセットによって、これを10年以内に半減することを約束する。この活動はもともと2015年にフィンランドの非営利機関である暴風雨警報連盟によって起ち上げられ、同国ではサウリ・ニーニスト大統領など、数千人の市民、芸術家、ビジネスリーダー、政治家が既に署名している。サウリ・ニーニスト大統領は、自宅を地熱エネルギーに転換して家庭の電力消費量を半減。照明を低エネルギーのLED照明に転換するなどの行動を起こした。暴風雨警報委員であるヨウニ・ケロネン氏は、「気候変動の緩和における市民の役割は多くの人が想像する以上に大きく、エネルギーや交通に関する選択を少し変えるだけでCO2排出を大幅に削減できる可能性がある」としている。【国連気候変動枠組条約】
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