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【国連】2016.08.08 発表

グローバル・フットプリント・ネットワーク、人類は2016年の1年分の自然資源を8月8日までに使い果たしたと報告

 国連環境計画(UNEP)は、「人類は、地球が再生できる1年分の自然資源を、2016年は8月8日に使い果たした」とする国際的シンクタンク、グローバル・フットプリント・ネットワークの報告を伝え、政府の取組や個人の生活における選択を通して自然資源の利用方法を変革する必要があると述べた。現在人類は地球が再生可能な自然資源の164%を必要としているといい、この「アース・オーバーシュート・デー」の到来は年々早まっている。この日を過ぎると自然資源の過剰利用となり、乱獲、森林破壊、地球の吸収力を超える大気への炭素排出などが発生している。過剰利用の規模はエコロジカル・フットプリント(人類の再生可能な自然資源に対する需要)を地球の生物生産力(自然資源を再生する地球の能力)と比較することで測定できる。エコロジカル・フットプリントと温室効果ガス排出量の上位3か国は、中国、アメリカ、インドとなっている。インドにおける化石燃料消費は、同国の自然資源の需要の53%を占めており、1961~2012年に同国のエコロジカル・フットプリントが100%増加した主要因だという。

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