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【国連】2016.07.22 発表

生物多様性条約締約国101か国、愛知目標の達成に向け生物多様性国家戦略・行動計画を提出

 生物多様性条約(CBD)は、これまでに締約国101か国が、「生物多様性戦略計画2011-2020」を実施するため、「生物多様性国家戦略・行動計画(NBSAP)」を提出したと報告した。生物多様性戦略計画2011-2020の採択時に、CBD締約国会議は締約国に対して、戦略計画を柔軟な枠組みとし、各国の必要性や優先事項、20項目から成る愛知目標達成への貢献を考慮して、自国の目標を策定するよう要請した。提出されたNBSAPの大部分は、人々の認識、汚染削減、侵略的外来種、保護地域、絶滅防止、遺伝資源へのアクセスと利益配分、情報および知識の共有など、愛知目標の特定の項目を反映しており、ドミニカ、フィンランド、ガンビアなど一部の締約国は、戦略計画を上回る目標を設定しているという。しかし、大部分は愛知目標を下回るか、インセンティブ、水生生物資源の持続可能な管理、気候変動に対して脆弱な生態系への負荷軽減、生態系サービスなどに関する目標が含まれておらず、2020年までの目標達成へ向けさらなる取組が必要だという。

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