【フランス】2016.07.20 発表
フランス環境・エネルギー・海洋省は、地域のエネルギー生産量・消費量に関する詳細なデータを誰でも無償で利用できるようにする新たな省令を公示した。これにより、電気、ガス、温熱・冷熱の生産と消費に関する正確で詳しいデータを、それぞれの供給ネットワーク事業者が利用者の求めに応じ簡潔・迅速に伝達することになるという。データは地区単位、建物単位(住居用建物では10戸以上の建物)で提供される。石油製品のデータは、国・県の一定の統計を無料で提供するとしている。データは誰でも利用できるが、特に自治体にとっては地域のエネルギー移行を推進、管理することが容易になり、エネルギー効率化や再生可能エネルギーを推進する「地域気候・大気・エネルギー計画(PCAET)」や「プラスエネルギー地域」のプロジェクト計画には重要なデータとなる。対象となるデータの大半は、インターネットでも提供され、希望者は誰でも無料で利用することができる。
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