【フランス】2016.06.29 発表
フランスは、2016年7月1日から、小売店の使い捨てのビニール製レジ袋を禁止する措置を施行する。商品を入れるために小売店のレジで提供されていた、複数回の利用を想定しない薄いビニール製(厚さ50ミクロン未満)袋が対象となる。フランス環境・エネルギー・海洋省によると、この措置に向け関係各部門はすでに各種の取組を進めており、自治体は地域の商店会などと協力して使い捨て袋の削減を推進し、再利用可能な袋の配布やゴミゼロ運動を展開、袋メーカーは使い捨て袋に代わる方法を開発・提供(各種素材で製造される再利用可能な袋、カートなど)、小売店でも施行前から再利用可能な袋を顧客に提供している。
また規制の第二段階として、2017年1月から果物と野菜を入れる袋も禁止となり、使用できるのは生物由来で、家庭で堆肥化できる袋だけとなる。生物由来材料の最低含有率は2017年1月時点では30%だが、その後段階的に引き上げられ、2025年1月からは最低60%となる。
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