【ドイツ】2016.06.13 発表
ドイツ連邦環境省は、都市における環境、社会、健康の関連性や都市開発政策における環境正義への配慮について議論するために、ベルリンにおいて、「社会都市における環境正義会議」を開催したことを公表した。政治、行政、実践、学術部門から約300人の専門家が出席した。ヘンドリックス連邦環境大臣は、「環境正義は、社会的に脆弱な地域において特に重要なテーマである。住民は、交通騒音や大気汚染の中で暮らしていることが多く、子供たちの遊び場所や余暇や運動のための緑地に恵まれないことがある。これは健康リスクも高める」と述べた。助成プログラム「社会都市」では、該当する多くの地区を支援している。ここでは、地域における社会空間的な複数の負担の対処について実証し、成果を挙げている。ヘンドリックス大臣は、「社会都市プログラムは成功モデルである。住居に近い緑地や運動場所の整備や交通静穏化など、自治体は該当地区における住宅・生活条件を改善するための支援を受ける」としている。「社会都市」において実施されるプロジェクトは、諸文化間の共有の庭や環境教育、健康予防など多様であり、連邦政府は、今年だけで約1億4000万ユーロを拠出している。
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