【国連】2016.06.07 発表
国連環境計画(UNEP)は、中国の同済大学、中国の国営通信社である新華社と連携して、2016年6月3~8日に上海で「環境と持続可能社会に関する国際学生会議」を開催している。アジア太平洋地域では新興国の成長に伴い、消費者の需要がかつてない速度で増大している。ゴールドマン・サックス社によると、インド、中国、フィリピンを含むアジアの年間の消費は2025年までに30兆ドルを超えると見積もられており、同地域における持続可能な消費と生産パターンへの移行は、世界中の環境への悪影響を著しく軽減できる可能性がある。第6回目となる今回の学生会議には、アジア太平洋地域の30か国から300人以上の学生が参加し、「生態系と野生生物」、「環境に優しい生活様式」、「環境に優しい都市」、「エネルギー移行と気候変動」という4領域における消費と生産パターンを変革する方法を検討する。UNEP環境政策実施局副局長は、「持続可能な消費と生産への移行は急務であり、若者が国際的な対話の中で解決策を探ることは喜ばしい」としている。
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