【国連】2016.05.17 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、ボンでの気候変動会議で、クリーンな輸送技術を利用し、各国政府が「パリ協定」のもと設定した目標を達成するのに重要な役割を果たす可能性があることを示すために、水素自動車(「クリーン・エネルギー・パートナーシップ(CEP)」提供のトヨタ「ミライ」)をデモンストレーションの一環として展示している。水素自動車は5kgの水素で約500kmを走行し、燃料充填に要する時間は約3分だという。移動はかなり静かで、加速も速やかである。水素自動車の普及には、例えばドイツなら少なくとも100か所の水素ステーションが必要となる。ボンのトヨタ広報担当者は、2016年末までに50か所、2020年末までに400か所の水素ステーションがドイツに設置され、同国の大部分を網羅するネットワークができると予想しているとした。燃料としての水素は、太陽光や風力など再生可能エネルギーを利用して生産された場合にのみクリーンエネルギーとなる。CEPによれば、生産される水素の少なくとも半分が再生可能エネルギー由来のものになるという。
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