【アメリカ】2016.03.30 発表
アメリカ環境保護庁は、2015年にエネルギースター認定を受けた商業施設の多い上位25都市を発表した。8回目となる今回は、ワシントンDC(686件)が2年連続で首位となり、ロサンゼルス(527件)、サンフランシスコ(355件)が続く。各都市が光熱費の節約や環境保護の確かな方法としてエネルギー効率を取り入れていることを示している。公共・民間の商業用施設で消費されるエネルギーによって排出される温室効果ガス(GHG)は国内総排出量の16%を占め、光熱費も年間1000億ドル以上を費やしている。これまで、2万7000以上の建物が認定を取得しており、260万世帯の年間電力使用による排出量に相当するGHGと、38億ドル以上もの光熱費が削減された。エネルギースター認定を取得した建物は、一般的なものよりエネルギー消費量、GHG排出量とも35%少ないという。現在、エネルギースターは、世界で最も広く認識されているエネルギー効率の象徴であり、制度開始以来、3620億ドルの光熱費と、24億トンのGHGが削減されたという。
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