【フランス】2016.02.22 発表
民間企業等の従業員自転車通勤手当(IKV)制度に関する省令が公布されるなか、フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、同制度についての第2フェーズの実験・評価結果を公表した。第1フェーズは、2014年6月から11月にかけて、自転車で通勤する従業員に1km当たり25セントを支給する方法で実施され、結果は2015年3月に公表された。第2フェーズは、この実験期間を延長して通年とし、その後の疑問点等を確認するため、2014年12月から2015年6月にかけて実施された。第2フェーズの結論として、
・自転車利用比率に及ぼすIKVの好影響は時間と共に増加する。
・IKVは自転車利用に季節的影響を及ぼす。冬季の自転車利用はIKVを続けた企業では、中止した企業に比べ、2倍多かった。
・IKVは自転車利用者だけでなく、従業員全体に好ましいと認知されている。不公平な方法であると考えたのは、非自転者利用者のわずか3%であった。
・制度が普及すれば、追加的な自転車利用支援サービス(駐輪場の確保、バイクキットの整備、ロッカー等)が求められる、等が示された。
【フランス環境エネルギー管理庁】
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