【EU】2016.02.09 発表
モントリオールで開かれていた国際民間航空機関(ICAO)の航空環境保全会議(CAEP)で、初めての航空機CO2排出基準案が合意されたことについて、欧州委員会は歓迎の意を表明した。同案では、基準の厳しさと適用日は、航空機の重量と「新型」か「製造中」かによって異なり、大型で新型の航空機には2020年に、また現行型の航空機にも2028年までには新基準が適用される。これにより、2040年までの間に最大6億5000万トンのCO2が削減できるという。今回の基準案は、6年にわたる国際交渉を経て合意にいたったもので、2016年9月の第39回ICAO総会を経て、2017年の早い時期にICAO理事会が承認する見通し。欧州委員会のヴィオレタ・ブルツ運輸担当委員は、この合意が航空機の排出削減への重要なステップになるとし、「国際航空路線のCO2排出をオフセット(相殺)する‘国際的な市場ベースの対策’創設へのさらなる弾みとなることを期待する」と述べた。【欧州委員会】
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