【フランス】2016.01.26 発表
フランス上院(元老院)は2015年1月26日、生物多様性法案(生物多様性・自然・景観の回復のための法律案)を圧倒的賛成多数で可決した。同法案は、生物多様性庁の創設、名古屋議定書の批准、花粉媒介生物の保護のためのネオニコチノイド系農薬の規制、海洋生物多様性の保全のための諸施策などが関わる重要法案。ロワイヤル環境・持続可能開発・エネルギー大臣は、自然との調和関係だけでなく、人間社会にとっても健康やイノベーション、雇用につながる実りある関係の構築を目指すものだとしている。同法案は2015年3月24日に下院(国民議会)第一読会で可決されており、意見公募等を経て2016年1月19日から22日まで上院で審議されていた。今後、国民議会第二読会に戻され、最終的に2016年夏前に採択される見通しだという。上院は、同法案を295票のうち賛成票263票となる圧倒的多数で、また生物多様性庁の新設については全員一致で可決した。【フランス環境・持続可能開発・エネルギー省】
http://www.developpement-durable.gouv.fr/Le-projet-de-loi-biodiversite-vote.html
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