【EU】2015.10.20 発表
欧州委員会は、欧州連合(EU)が、温室効果ガス(GHG)排出量を1990年から2014年までの間23%削減し、EUが2020年までの削減目標としている20%をすでに達成したと発表した。これは欧州環境局(EEA)が発表した報告書「欧州における傾向と展望2015年」のデータに基づくもので、それによるとEU加盟国の最新予測では、2020年までに現行対策だけでも24%、計画済みの追加対策を実施すれば25%の削減が予想されるという。EUは京都議定書第二約束期間(2013~2020年)で20%削減を目指しているが、この目標も達成することになる。しかし2030年以降は削減のペースは鈍るといい、加盟国の予測では27%(現行対策のみ)~30%(計画済みの追加対策実施)となる見通し。EUは2015年12月末に採択される予定のパリ気候合意に向けて提出した約束草案のなかで2030年までに40%削減する目標を設定した。欧州委員会は、この長期目標を達成するには新たな政策を実施する必要があるとしている。【欧州委員会】
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