【国連】2015.10.07 発表
生物多様性条約は、ABS(アクセスと利益の配分)クリアリングハウスにインドが許可証を届けたことで、2015年10月1日、初めての「国際的に認知された遵守証明書」が発行されたと発表した。名古屋議定書のもと、締約国は、遺伝資源へのアクセスが「事前の情報に基づく同意(PIC)」に基づき、「相互に合意する条件(MAT)」が成立している証拠として許可証(または同等のもの)を発行することになっている。今回の許可証は、名古屋議定書のもとで権限ある国内当局となっているインド国家生物多様性局が発行した。証明書は、ABSクリアリングハウスサービスを通じ、インドにより、グジャラート州シッディ族の医薬の知識へのアクセスをイギリスのケント大学の研究者に認めるというインドの決定の証拠となる。生物多様性条約のディアス事務局長は、「最初の証明書ができたことは、名古屋議定書の運用に向けた大きな一歩」だとしている。【生物多様性条約】
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