イギリス環境・食糧・農村地域省（Defra）は、2015年10月5日から、イングランドで使い捨てレジ袋の有料化（1袋5ペンス）を開始したことを発表した。イギリスでは、スコットランドやウェールズで既にレジ袋が有料化されており、ウェールズでは3年間でレジ袋使用量が79％削減されるなどの効果が表れているという。イングランドでは、2013年の主要スーパーマーケットにおける使い捨てレジ袋の使用量は74億枚以上に上り、これは住民1人当たり年間133枚に相当するという。今回の有料化は250人以上のフルタイムの従業員を抱えるあらゆる小売店に適用される。これにより、エコバックの利用やレジ袋の再利用を促進し、主要スーパーマーケットでレジ袋使用量を約80％削減できると見込まれている。小売店は使い捨てレジ袋の使用量と有料化による収益の使い道を毎年政府に報告することが義務付けられ、10年間で収益の約7億3000万ポンドが慈善団体や非営利機関に寄付されると見込まれている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】