【ドイツ】2015.09.15 発表
ドイツ連邦経済エネルギー省は、研究報告書「再生可能エネルギー市場価値への影響要因の分析」を公表した。研究では、エネルギーシステムに適した柔軟性を持たせることにより、風力発電や太陽光発電といった流動性のある再生可能エネルギーによる収益は、2030年、そして2050年にもその市場価格のレベルを維持することができ、部分的には著しい上昇も可能であるという結論を導きだしている。バーケ事務次官は、「研究は、我々が系統拡張を進め、旧来の発電所の最少生産量を下げることにより、再生可能エネルギーの絶対的な市場価値は上がり、助成の必要性は下がることを示している。さらに、電力市場白書で示された対策は、我々の電力体系の効率と安定を高めるだけでなく、再生可能エネルギーの市場でのチャンスを改善し、助成の必要性を削減することになる。このことから、我々は、これらの対策を迅速に実行していきたい」とコメントした。研究は、フラウンフォーファー・システム・イノベーション研究所が作成したもので、2013年9月に委託されたパイロット研究「電力市場」の一部である。【ドイツ連邦経済エネルギー省】
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