【国際機関】2015.08.06 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、世界の発電電力量の内訳に関し、2014年の暫定データを含む最新データを公表した。それによると、2013年に再生可能エネルギーの発電量が天然ガスを上回り、石炭に次ぐ2番目に大きな電力源になったという。特に、OECD加盟国では、水力以外の再生可能エネルギーの発電量が2013~2014年に8.5%増と大幅に増加した。中でも太陽光発電と風力発電の成長が著しく、欧州のOECD加盟国では1990~2014年の太陽光発電の年ごとの増加率を平均すると44.6%、風力発電は27.1%になるという。電力全体では、2014年のOECD加盟国の発電量は2013年比で0.8%減少した。
一方、OECD非加盟国では電力全体の発電量は増加しており、2010~2013年の年平均増加率は5.6%となった。2011年には発電量でOECD非加盟国が加盟国を初めて上回っている。OECD非加盟国における増加によって、2013年の世界の石炭発電量は9613テラワット時(TWh)と過去最高を記録した。【国際エネルギー機関】
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