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[海外エコニュース一覧]

【カナダ】2015.07.02 発表

カナダ、ウックシクサリク国立公園を開園

 カナダ政府は、同国の中央ツンドラ自然地域を代表するウックシクサリク国立公園を正式に開園した。国立公園としての正式な認定により、同地域は自然地域の保全に関するカナダで最も厳格な法の下で守られることになる。また、観光客に北極圏の景観とイヌイットの豊かな文化を体験できる場を提供すると共に、周辺地域の雇用創出や経済活性化にも寄与することが期待されている。同国立公園は、ハドソン湾から西へ100キロメートル伸びる、ヌナブト準州のウェージャー湾の周囲に位置し、面積は2万880平方キロメートルとなっている。公園内には、カリブー、ジャコウウシ、オオカミ、ホッキョクグマ、バーレングラウンドグリズリー、ホッキョクウサギ、イヌワシ、ハヤブサなどが生息しており、地形もエスカー、干潟、断崖、ツンドラ、独特の沿岸地帯など変化に富んでいる。この地域は先住民族のイヌイットにとって重要な狩りや漁の場となっており、ウックシクサリク国立公園管理委員会を通じてイヌイットと共同で管理する。【カナダ環境省】

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