【ドイツ】2015.06.18 発表
ドイツ連邦環境省は、ドイツ連邦議会の予算委員会において、新たにドイツ国内61地域をドイツ自然遺産として保護する決定が下されたことを公表した。対象となる地域は、連邦政府が所有している旧軍用地であり、総面積は国立公園3つ分に相当する3万1000ヘクタールとなる。これらの土地は、今後、民間に委ねられることなく、その自然が保護される。今回の決定により、ドイツ自然遺産に指定されている土地面積は、15万6000ヘクタールとなる。これらの地域には、最高の自然保護基準が適応されることになり、湿地や草地は、近自然に基づく開発、希少種や絶滅危機種の生息空間となっている荒野は現状のまま維持、森林は、基本的に自然な発展に任せて開発される。ヘンドリックス連邦環境大臣は、「これは歴史的チャンス。これらの自然遺産を将来世代のために守っていきたい」とコメントした。【ドイツ連邦環境省】
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