【企業】2015.06.22 発表
東レは、リサイクル素材・製品に関する事業ブランド「Ecouse(エコユース)」を新たに設定し、2015年度から世界で展開を始める。環境配慮型製品への取り組みを分かりやすく伝え、販売拡大を通じた環境問題の解決を訴えて定着を図る。繊維、樹脂、フィルムなど幅広い事業分野でリサイクル素材・製品を積極的に提供する。
東レはこれまで、繊維事業で再生型リサイクル素材・製品のブランド「ecouse(エコユース)」を使用し、繊維以外では個別のブランドを使ってきた。しかしリサイクル技術の開発に伴って樹脂を中心に需要が急速に広がり、リサイクル素材・製品に関連する事業を共通ブランドで推進することがビジネスと社会貢献両面で利点があると考えた。
従来のecouseのブランドの定義を繊維以外に拡張し、東レのリサイクル素材・製品を統合する事業ブランドとしてEcouseにした。素材・製品を再生するだけでなく、先端のリサイクル技術で高い価値の創出を進める。東レは「グリーンイノベーション」と呼ぶ環境配慮型事業に力を入れ、連結売上高の3分の1にあたる1兆円を目標に掲げている。
リサイクルを重要テーマの1つに位置付け、事業拡大のペースを加速させる。繊維事業では再生ポリエステルを中心にした原糸・テキスタイルを衣料、インテリア、産業資材用途などに販売する。樹脂事業はナイロン、ABSなどの幅広い素材で展開できる。フィルム事業はポリエステルフィルムのリサイクルグレードを環境配慮製品に提供する。【東レ(株)】
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