アメリカエネルギー省（DOE）は、オハイオ州立大学が「エコカー3」コンテストの初年度の総合優秀校に選出されたと発表した。同コンテストは、DOEがGM社やアルゴンヌ国立研究所などと協力し大学生を対象に行っている工学プログラムで、自動車産業界の次世代リーダーの育成を目的としている。前回非常に高い評価を受けた「エコカー2」を引き継ぐもので、今回は16チームが4年をかけ、最先端技術を用いて環境に配慮した自動車の設計から実証試験までを競う。1年目となる今回は、エネルギー消費、燃料採掘から走行までの（well-to-wheel）温室効果ガスの排出、排ガスを削減する車体構造を設計するためのツールやシミュレーション技術の活用に重点が置かれ、各チームは、機械・電気・制御に関する戦略などに基づき様々なプレゼンテーションを行った。2015年秋にはGM社によって2016年型シボレー・カマロが各チームに提供され、今後は、プログラムが完了する2018年夏まで改良や試験を継続して行っていくという。
【アメリカエネルギー省】