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[海外エコニュース一覧]

【研究機関】2015.04.09 発表

世界資源研究所とイクレイ、新パートナーシップに合意

都市の温室効果ガス排出量の算定・報告基準(GPC)の作成等でも協力してきた世界資源研究所(WRI)と「イクレイ(ICLEI)−持続可能性をめざす自治体協議会」は、都市の炭素排出削減と持続可能な開発を目指し様々な問題に取り組むための新たなパートナーシップを結ぶことに合意した。韓国で開催されているイクレイ世界会議で、WRIの「持続可能な都市のためのロスセンター」とイクレイのcarbonn Centerが正式に合意した。新パートナーシップは、炭素排出削減と都市のレジリエンス(回復力)強化のための最新の調査研究と手法開発に取り組み、都市の気候変動への対応力を強化する。具体的には、都市輸送、土地利用計画、エネルギー効率、気候への適応、金融などの分野において革新的な解決策を通じ、都市の持続可能性を高めるという。
世界のエネルギー関連温室効果ガス排出量のうち、都市部は70%を占めるといい、気候変動への取組で都市が果たす役割は大きい。また急激な都市化による新たな課題も増えている。WRIロスセンターのダスグプタ・グローバルディレクターは、「低炭素で回復力のある都市を築くことは、都市部に住む数十億人の生活の質を向上させる最大の機会のひとつ」としている。【世界資源研究所】

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