【中国】2015.03.04 発表
中国環境保護部(MEP)は、2015年3月5日からの数日間、北京・天津・河北地域が一時的に深刻な大気汚染に見舞われると発表した。発表によると、大気が拡散しにくい気象条件に加え、3月5日の元宵節を祝う提灯祭りの爆竹や花火の影響により、一部の都市で汚染レベルが一時的に「重度の汚染」あるいは「深刻な汚染」に達する可能性があるという。MEPによると、同地域中南部では3月5日には「軽度の汚染」あるいは「中度の汚染」、6、7日には「中度の汚染」あるいは「重度の汚染」を記録すると想定される。MEPは一般市民に対し、提灯祭りでの爆竹や花火の使用を減らすよう呼びかけるとともに、地方政府に対し、重度の大気汚染の危険や影響を最小限に抑えるために、汚染状況を注意深く見守り、重度の汚染を引き起こす事象への対応に備え、必要な場合はすぐに緊急対策計画を発動し、汚染削減や交通規制などの措置を講じるよう要請した。大気状態は徐々に改善され、9日には北部では「極めて良好」あるいは「良好」、中南部では「良好」あるいは「軽度の汚染」になると予測している。【中国環境保護部】
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