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【国連】2015.02.13 発表

京都議定書の発効から10年、目標を上回る排出削減を達成したと気候変動枠組条約事務局が発表

 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の京都議定書が発効してから10年となる2015年2月16日を前に、UNFCCC事務局は、議定書の下で削減目標を設定した各国の努力により、目標を大きく上回る大幅削減が達成できたと発表した。
議定書の第一約束期間(2008-2012年)で、先進国37か国と欧州共同体は、温室効果ガス排出量を1990年水準から平均で約5%削減すると約束していた。2014年に京都議定書締約国が提出したデータによれば、第一約束期間終了時の温室効果ガス削減の合計は、1990年より22.6%減少したという。最終的な削減量の算定はUNFCCC事務局が2015年末か2016年前半までに発表するとしている。
フィゲレスUNFCCC事務局長は、「京都議定書は、多くの意味で目覚ましい成果を上げた。温室効果ガス排出は削減する必要があるという科学的事実を強く示しただけでなく、先駆的コンセプト、柔軟な選択肢、説明責任に対する現実的解決策と手順を実現した」と述べた。【国連気候変動枠組条約事務局】

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