【イギリス】2015.01.27 発表
イギリス政府は、国立公園、学術研究上重要地域(SSSI)、特別自然景観地区(AONB)内での、水圧破砕法によるシェールガス採掘を全面的に禁止すると公約した。すでに政府は、これらの地域における計画申請は、例外的な状況あるいは公共の利益になることが実証される場合以外は認めないというガイダンスを公表していた。
同時に、政府はシェールガス産業について、環境影響評価、地下水モニタリング、地域への手当などバランスの取れた方法で推進するという安心感を国民に与えるための措置を講ずること、気候変動委員会によりシェールガスが気候変動に関し悪影響を及ぼす可能性が助言された場合には、地中アクセス規定を停止し、停止しない場合はその理由を議会に説明することも発表した。
政府広報担当官は、「シェールガス採掘には、新たな産業と雇用の創出、輸入石油への依存緩和などよい面もあるが、慎重なアプローチが必要であることを認識している」と述べた。【イギリスエネルギー・気候変動省】
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