【オランダ】2015.01.21 発表
オランダ環境評価庁(PBL)は、国内の6分野(住宅・エネルギー・食料・交通・水・自然)の開発の現状に関する統計情報と分析をまとめた「Assessment of the Dutch Human Environment 2014 – The future is now」(人間環境評価2014年版―将来を決めるのは今)を公表した。
PBLによると、オランダは今後数十年間に直面する可能性のある諸課題(人口・気候・生物多様性・資源の有効性等)について未だ十分な対策ができていない。同評価書は、将来の目標を達成するには直ちに政策を講じる必要があり、一種の「移行の痛み」を伴うと強調。分野別には、
・現在、エネルギー・自然分野の変革のスピードは、長期的課題を時間内に解決するには不十分で、明確な長期的政策を直ちに策定することが賢明、
・一方、住宅分野では、長期的に若い世帯の減少と高齢層の住宅売却が予想され、新規開発に慎重を期す必要がある、
・水の安全性に関し、内閣は2014年に政策案を提出しており、その解決策をデルタプログラムに統合し実施することが今後の課題、
等を指摘している。【オランダ環境評価庁】
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