【カナダ】2014.12.26 発表
カナダのレオナ・アグルカック環境大臣は、2014年5月に公表された国家自然保護計画の成果を報告した。この計画は、2006年以降カナダ政府が重点的に取り組んでいる、カナダの土地や水資源を保全および復元し、国民と自然をつなぐ試みの1つである。報告によると、カナダ政府はこの計画のもと、カナダ国家湿地保全基金の設立、生息地管理プログラムの拡張、メイン湾の生態系保全のための国内外の連携強化、五大湖の水質および生態系の健全性のための新たなカナダ・オンタリオ協定の公表等を実行してきた。また、10か所の国家指定自然保護区においてインフラの利便性向上、トレイル(遊歩道)の設置、自然への悪影響を抑えた利用のための投資を決めたほか、子供が自然と環境保全について学ぶプログラムも支援しているという。さらに、カナダ政府は44番目となる国立公園を正式に設立し、サウスナハニ川流域の保全と共に、トナカイ、ハイイログマ、オオツノヒツジ、シロイワヤギ、ナキハクチョウ等の生息地を保護している。【カナダ環境省】
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