【国際機関】2014.12.24 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、温室効果ガス(GHG)の排出を削減するためのさまざまな政策手法を評価した新たな報告書を公表した。気候変動枠組条約第20回締約国会議ですべての国によるGHG排出削減に向けた約束について取り決めらたことを受け、この報告書は、この排出削減を進めるための多くの利用可能な政策オプションを分析している。同報告書では、エネルギーシステムの脱炭素化を推進するためにはクリーンエネルギー技術への投資増加や既存の高炭素排出のインフラ(石炭火力発電所など)への対策が必要であるとし、このために不可欠な早期閉鎖、改良、改築などを含む多くの政策を評価している。また、排出取引制度の最適な実施方法や、大気の清浄化政策が気候変動の緩和に効果的に貢献する方法なども示している。世界の2大排出国である中国とアメリカは、2014年11月に行われた首脳会談でそれぞれGHG削減に合意した。報告書では、両国が約束を遂行するためには、多様な政策をいかに実施していくかが両国にとって重要だとしている。【国際エネルギー機関】
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