【アメリカ】2014.12.22 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、クリスマス休暇を前に、薪ストーブや暖炉でクリーンな火を焚くための秘訣を提示した。火の起こし方や燃料によっては、室内外の空気質や人々の健康に大きな影響を及ぼす可能性がある。特に薪を燃やした煙には微小粒子状物質(PM2.5)が含まれ、肺や血管、心臓への害が懸念される。今回示された主な秘訣は下記の通り。
・乾燥した薪のみ使用。湿った又は生の木材は、過剰な排煙や燃料浪費の原因となる。乾燥状態は、2つの薪を叩いて空洞音を確認。
・薪は含水率が20%未満だとよく燃える。含水率計(高くても20ドル)で測定可能。
・まず乾いた焚き付けで小さな火を起こし、薪の間にスペースを作りつつ薪をくべ、十分な空気を送り込む。
・くすぶる火や煙突からの煙は、空気不足もしくは水分過多のサイン。
・有害化学物質の排出防止のため、家庭ゴミや段ボール、塗料・接着剤使用の木材を燃やさない。
またEPA認定の薪ストーブであれば、排煙が少なく薪も節約できるという。EPAは、薪を利用した新型暖房機器のクリーン化に向けた新基準を提案済みで、2015年2月3日までに最終規則が発令される予定である。【アメリカ環境保護庁】
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