メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2014.11.13 発表

アメリカ環境保護庁、既存の複数世帯住宅に初めてエネルギースターを認定

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、既存の複数世帯住宅(アパートメント、コンドミニアム)で初のエネルギースター認定を受けた17件を公表した。この17件は、建物のエネルギー消費量を所有者や管理者が総合的に管理することによって、アメリカ国内の同様の建物の上位25%の省エネ性能を達成している。省エネの方法は、たとえば高効率照明の導入などの技術的改良や、屋外照明の時間設定調整、設備の適時運転など維持管理方法の変更までさまざまである。既存の複数世帯住宅がエネルギースター認定を受けるのは今回が初めて。これまでは、複数世帯住宅では新築物件だけが、省エネ性能のために定められた設計要件を満たすことで認定を受けられた。
複数世帯住宅の省エネ性能を所有者や賃貸人が知るためのエネルギースター複数世帯住宅スコアも新しく設けられている。これは1~100の点数で示され、国レベルで認められた簡単で正確な尺度となっている。このスコアと既存の複数世帯住宅の認定は、ファニーメイ(連邦住宅抵当公社)が提供する調査データに基づいており、他の建物環境適合性認定プログラム(グリーンビルディング評議会(USGBC)の格付け制度など)と今後統合されるという。【アメリカ環境保護庁】

前のページへ戻る