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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2014.11.10 発表

アメリカ環境保護庁、感謝祭を前に食品廃棄物を削減する4つの方法を提示

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、大量の食品が廃棄される感謝祭を前に、食品廃棄物を削減し、環境への影響を軽減するために以下の4つの方法を提示した。1)買い過ぎを防ぐため買い物に行く前に家にあるものを確認し買い物リストを作成する。2)残った食品でスープを作るなど残り物を活用する。3)フードバンクやシェルターなどの施設に利用可能な食品を寄付する。4)未調理の野菜や卵の殻などを堆肥化する。
EPAによると、2012年にアメリカ国内で廃棄された食品は年間で3500万トンにも上り、そのうちの96%は埋立・焼却処分されている。埋立処分された食品廃棄物は分解され気候変動の一因となる温室効果ガスであるメタンを発生する。これまで大学や企業などは、寄付や堆肥化によって食品廃棄物の削減を目指すEPAの「食品回収チャレンジ」に参加し、廃棄物の削減に協力してきた。EPAでは、誰もが活用できる4つのヒントを示すことで、家庭や個人も食品廃棄物の削減に協力し、節約につなげてほしいとしている。

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