【EU】2014.10.28 発表
欧州環境庁(EEA)が各加盟国の温室効果ガス排出見通しを分析した結果によると、EU全体の温室効果ガス排出量は2020年までに少なくとも21%(1990年比)削減される見通しとなった。これは、20%削減を求めたEU目標以上の削減ということになる。EEA長官は、「近年の景気後退にも関わらずEUの政策・手段が機能し、排出削減に大きな役割を果たしたことがわかる」と述べた。しかし、計画に遅れている加盟国や部門もあり、満足してはいられないとしている。
2020年以降については、欧州理事会が2014年10月24日、2030年までの目標として、温室効果ガス排出量を1990年比で40%削減すること、最終エネルギー消費量のうち再生可能エネルギーの占める割合を27%以上とすること、エネルギー消費量を何も対策を打たない場合に比べ27%以上削減することなどを決めている。EEAでは、この新たな2030年目標、およびより長期の2050年目標(80~95%削減)を達成するには、現段階の予測は、各国・EUレベルでさらなる努力が必要であることを示しているとしている。【欧州環境庁】
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