【アメリカ】2014.10.17 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、校舎の改修時に、屋内の空気質とエネルギー効率を一体的に向上させる手引きを公表した。改修や建設時には、粉じんや汚染物質、湿気による問題が発生し、換気も不十分になりやすいが、この手引きによって、学校は可能な限り有害な状況を回避し、学校の施設管理に重要なエネルギー管理と空気質維持の両立を目指すことができるという。学校は、地域で重要な役割を担っており、これらの取組みは、約5500万人の小中学生と700万人の教師や職員に加え、レクリエーションセンターや集会、自然災害時の避難場所として利用するコミュニティにも有効である。EPAは、10年以上前から州・学校区・学校レベルで屋内環境を改善し児童の健康を守るための知識・ツールを普及させており、新手引きも、費用を抑え(またはかけずに)空気質の問題を解決する既存プログラムを基に作成された。現在、屋内空気質管理計画は国内の約半数の学校で導入されているが、その一方で、約2500万人の児童(約6万校)は未だにこうした管理計画による保護が受けられていないという。【アメリカ環境保護庁】
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