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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2014.10.15 発表

アメリカ環境保護庁、ディーゼルの排ガスによる大気汚染緩和のためスクールバス買い替え支援制度を実施

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、2006年型以前の旧ディーゼルエンジンを搭載する公立および私立学校のスクールバス車両の買い替えを助成する全米クリーンディーゼル支援金プログラムの2014年の申請受付を開始すると発表した。2014年は約300万ドルが買い替え資金として提供される。スクールバスは、全米2500万人の子供たちの最も安全かつ環境に優しい通学手段で、その多くが耐久性に優れたディーゼルエンジンを搭載している。EPAはディーゼルエンジンの排気を90%以上浄化することを義務付ける基準を導入したが、基準前の旧型エンジン搭載車両は今も多く運行されており、窒素酸化物や粒子状物質などの汚染物質を大量に放出し、ぜんそくの悪化等の深刻な健康問題を引き起こしている。2008年以降、EPAはディーゼル排出削減プログラム(DERA)により全米500件超のクリーンディーゼル・プロジェクトに資金提供し、5万台超のエンジンの排気削減がなされた。
 スクールバス買い替えに関する支援金申請は1回限り最大5台まで、2014年11月17日まで受け付ける。【アメリカ環境保護庁】

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