【アメリカ】2014.09.04 発表
アメリカエネルギー省(DOE)は、ユタ大学がキャンパスの古い建物のエネルギー消費量を約40%削減し、年間5万7000ドルのコスト削減を達成したとして、「ベタービルディング・チャレンジ」における同大学の成果を高く評価した。
ユタ大学では、築42年の校舎において、旧式で欠陥のあった冷房コントロールシステムやボイラーの交換など、暖房・空調システムの総合的改修を実施した。同校舎は、医療関連の学部の施設としてエネルギー多消費型の研究室や解剖・献体用大規模冷蔵庫が約半分を占める多目的利用の建物であったが、大幅なエネルギー効率化が実現した。また、同大学では、効率化によって生まれた財源を今後のプロジェクトへ再投資する基金の設立や、運営・エネルギー管理スタッフが効率化プロジェクトを提案・実施する資金供与プロセスの合理化も実施した。
DOEは、他の同様の建物や大学、施設などに応用できるとして、ユタ大学の事例を高く評価している。本チャレンジでは、これまでに200組織以上がDOEのパートナーとして、20%のエネルギーコスト削減に取り組んでいる。【アメリカエネルギー省】
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