ドイツ連邦環境庁は、廃棄物の流れを地図で確認できるオンラインサイトを公表した。ここでは、一人あたりの一般廃棄物排出量を郡単位で示している。これによると最大の廃棄物排出量を示したところでは、年間1人あたり939kg、少ないところでは251kg、平均で456kgとなっている。連邦環境庁は、一般廃棄物排出量は、商業設備が多い場合、そこから排出される廃棄物が一般廃棄物と同様に扱われることから、排出量に影響を与えることを指摘している。また、廃棄物の輸入・輸出についても掲載されており、これによると、2012年は8万1000トン以上の廃棄物がスウェーデンから輸入され、トルコへは4430トンが輸出され、アメリカからは7300トン、ブラジルからは130トンが輸入されたことを示している。連邦環境庁は、ドイツが廃棄物の輸入大国であることに対し、ドイツの廃棄物処理技術が高いレベルであり、数多くの物質について最善の処理手段が備わっていることが要因であると指摘している。【ドイツ連邦環境庁】