【ドイツ】2014.08.21 発表
ドイツ連邦環境省のヘンドリックス大臣は、ボトロップ市に建設される「未来の家」の竣工式に出席した。これは、1960年代に建設されたアパートを「プラスエネルギーハウス」に改修するプロジェクトである。ヘンドリックス大臣は、「既存の建築物のエネルギー改修はドイツにおける気候変動対策の中心。未来の家は、気候ニュートラスな住居は新築だけでなく1960年代に建築されたアパートでも実現可能であることを示すもの。改修により暮らしの質は上がり、光熱費は下がる」と述べた。
「未来の家」には、建築物内の需要を超えるエネルギー量が生産可能な技術が導入される。ボトロップ市内のモデル地域では、2020年までにCO2排出量の半減化する目標が導入されており、建物の改修率も高いことから、ヘンドリックス大臣は、ボトロップ市を「気候保護の手本」と称えた。連邦環境省は、未来へのアプローチとして、現在、新基準「効率ハウスプラス」の開発を行っている。この基準は、ドイツ復興金融公庫の助成プログラムにおいて、新たなトップスタンダードとして気候保全に貢献するとしている。【ドイツ連邦環境省】
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