【ドイツ】2014.08.11 発表
ドイツ連邦自然保護庁は、「生物多様性のための自治体連盟」への加盟自治体数が100に達したことを公表した。「生物多様性のための自治体連盟」は2012年に設立された組織で、人間に直接関わる生活空間における自然の重要性を強化し、自治体における生物多様性の保護への関心を高めることを目指している。連盟への加盟時には、郡や市町村は、生物多様性保護対策に取り組むことを宣言するとともに、これまで達成した成果をドイツ全国に宣伝することが求められている。
100番目の加盟自治体となったゲッピンゲン市には、果樹園が広がり、ヨーロッパ最大規模で絶滅の危機にあるビオトープが存在している。5000種の動植物の生息空間が危機的状況にあり、これらを長期的に維持するために、市は、果樹園デ一の開催や果樹園の所有者と作物の買い手を仲介する取引市の開催といった対策を行っている。【ドイツ連邦自然保護庁】
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