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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2014.04.08 発表

アメリカ環境保護庁、港湾の環境パフォーマンス向上策に着手

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、港湾の環境パフォーマンスを高めるための新たな取組「港湾イニシアティブ」を開始する。これは、港湾周辺の大気浄化や温室効果ガスの排出抑制などで優れた取り組みを行う港湾の顕彰と支援、情報や成功事例の共有のための会議、排出測定ツールの開発などを行うもので、EPAはこの開始にあたり「持続可能な港湾の推進」サミットを開催する。同時に、ディーゼル排出削減法(DERA)の助成として、合計420万ドルを、ディーゼルエンジンの改良、交換等のために6つの港湾に支給すると発表した。
 アメリカの主要な港湾の多くは大都市に近接しており、港湾周辺に住む住民は高レベルの汚染物質に曝されている。たとえば、ディーゼル燃料を用いる港湾設備はブラックカーボンの排出源であり、周辺住民にとって深刻な大気汚染源である。港湾での大気浄化戦略の実施は、汚染物質の排出削減とともに、港湾労働者や周辺住民の健康面の利益にもなる。
 イニシアティブの顕彰については、EPAはこれまで8カ月をかけて地域団体、港湾当局、荷主、地方政府、学者らと様々な協議を行い、そのプロセスを通じて大気質改善、炭素排出削減、環境正義等の取組において港湾にインセンティブとなる制度を準備してきた。【アメリカ環境保護庁】

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