【アメリカ】2014.04.02 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、大気質改善により健康被害の改善や気候変動の抑制に貢献した優れた取組みを称え、2014年大気浄化優秀賞を発表した。この賞は5部門(大気浄化技術部門、コミュニティ活動部門、教育・普及部門、規制・政策革新部門、輸送効率性革新部門)と2特別賞(グレッグ・クック賞、トーマス・W・ゾセル個人表彰)からなる。
今回は全米から、9プロジェクトと1個人が選ばれた。教育・普及部門の、アメリカインディアン居住区における屋内の空気質改善や、コミュニティ活動部門の、テネシー州での太陽光発電パネル設置などは、健康被害の防止や気候変動の抑制に貢献した。輸送効率性革新部門の「クリーンスクールバス・ノースカロライナ」プログラムでは、スクールバスの排気システムを改良・交換し、年間で3.4トンの窒素酸化物と9.1トンの粒子状汚染物質を削減、80万人の生徒の大気環境を改善した。
大気浄化優秀賞は、大気浄化法諮問委員会の勧告を受け、2000年に創設された。以来毎年発表されていたが、今回は、2011年の第12回に続くものである。【アメリカ環境保護庁(EPA)】
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