【国連】2014.03.03 発表
2014年3月3日、第1回世界野性生物の日を記念し世界各地でさまざまなイベントが開催された。2013年12月に国連総会は、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」(ワシントン条約:CITES)が採択された3月3日を「世界野生生物の日」と制定し、CITES事務局にその実施を要請した。
その1回目となる2014年3月3日、ジュネーブでは、世界的な自然写真家による展示会が開催され、潘国連事務総長やアッシュ国連総会議長らが出席した。東京の国連大学では、野生生物犯罪との闘いを強化することが急務であるとの認識を高めるため、野生動植物犯罪に関する会議が開催された。潘国連事務総長は「野生生物に対する脅威は大きいが、努力を集結することで軽減することができる。世界野生生物の日の今日、野生生物の違法取引の停止と持続可能で衡平な取引および利用を求める」と述べた。こうしたイベントは、農業や経済などさまざまな分野の組織や個人の支援を受けて開催されており、CITES事務局は、世界中の人々が野生生物と人間が共生できる持続可能な未来について考える機会になるとしている。【ワシントン条約(CITES)事務局】
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