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【オランダ】2014.01.14 発表

オランダ国立公衆衛生環境研究所、環境による健康問題の問い合わせ(2011・2012年)を分析

 オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は、2011年と2012年に国内自治体の保健局(GGD)で登録された9000件以上の環境健康に関する問い合わせ・苦情データを分析した報告書を公表した。これは、環境に関わる健康被害について国民から寄せられた問い合わせや苦情を分析したもので、最も多かったのは、屋内環境、特に賃貸住宅の屋内環境に関係し、そのほとんどが、カビ、湿気、害虫・小動物、不十分な換気に関する苦情であった。
 問い合わせの多く(33%)は、屋内または屋外の環境条件が健康に影響を及ぼすのではないかという懸念によるものであった。特にアスベストとカビに伴う健康影響への懸念が多かった。2番目は呼吸器系に関わるもの(19%)、3番目は悪臭や騒音などの不快感によるもの(10%)であった。
 報告書によると、2011年と2012年に登録された問い合わせや苦情は、その前3年間の結果(2004~2010年)と比べ、件数や種類などに大きな差はない。しかし、アスベスト事件の発生が増えたことやメディア報道により、アスベストに関する問い合わせ件数が増えたことは特筆されるという。【オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)】

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