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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2013.12.12 発表

アメリカ環境保護庁、PCBを含む蛍光灯安定器の取扱いについて学校のための手引きを公表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、ポリ塩化ビフェニル(PCB)入り安定器が使われた蛍光灯の適切な保守管理、除去、処分の方法について、学校の管理者や保守担当者を対象とした詳細なガイダンスをウェブサイトで公表した。
 PCBは安定器の絶縁体として使われる。EPAは1979年に、完全に密封した装置以外でのPCBの加工と使用を禁止したが、それまでに製造された古い安定器は、アメリカ中で現在でも使われている。しかし耐用年数を超え、現在、漏えいや発煙が発生し始めている。ニューヨークとニュージャージーの両州では、過去15カ月間に、安定器のPCB漏れまたは発煙が150件以上報告された。
 安定器のPCBに人々が曝露するのは、漏れ出たPCBを含む空気を吸入するか、PCBに汚染された物に触れるかだという。長期間の曝露は健康リスクがあるため、漏れる安定器は取り外し、PCBに汚染された他の器具などともに適切に処分しなければならない。EPAはまた、PCBを含む古い蛍光灯を新しい照明に切り替えれば、PCBの危険を取り除くだけでなく、エネルギー効率も30~50%も向上させられるとしている。【アメリカ環境保護庁】

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