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【スウェーデン】2013.12.02 発表

スウェーデン政府、有害物質のない生活環境を目指し化学物質政策を採択

 スウェーデン環境省は、同国政府が、化学物質に関する政府戦略として「有害物質のない生活環境へ―化学物質政策へのプラットフォーム」を採択したと発表した。これは、今後数年にわたる政府の化学物質政策の方向を打ち出したもので、有害物質のない環境というスウェーデンの環境質目標を達成するために必要な各種施策を示している。
 具体的には、特に危険な物質の廃止へのペース加速、そのための作業合理化(化学物質グループでの作業)を挙げ、まず全フッ素化化合物に関する行動計画の策定に取り組むとしている。またREACH規則下の少量物質の情報要件を強化し、優先事項としてナノ材料、内分泌攪乱化学物質、化学物質の複合効果に関する試験方法と評価基準の策定を挙げている。子どもの感受性の差も考慮するという。
 このほかプラットフォームには、製品選択原則の適用強化、内分泌攪乱化学物質の規制、製品中の危険物質に関する情報提供改善、研究の強化、健康に関連する国の計画的環境モニタリング強化、化学物質税といった財政的措置も含めた政策措置の検討などが盛り込まれた。レナ・エーク環境大臣は「織物中の危険物質など、新たなEUルールも必要」だと述べている。【スウェーデン環境省】

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