ドイツ連邦環境省は、エコラベル「ブルーエンジェル」認証の対象に玩具を追加するべく、2014年に認証基準の開発を開始することを公表した。これは、商品テスト機関が実施した検査により、検査対象となった玩具製品の半数以上に有害物質が含まれていることが判明したことを受けたもの。連邦環境省のライヒェ政務次官は、「子供たちへの健康被害は起きてはならない。現状への対処が必要であり、消費者は玩具に対する信頼のおける指南を必要としている」とコメントした。玩具への認証基準の制定には、連邦環境省と連邦環境庁が共同で取り組み、生産者や環境保護団体の専門家が協議し、最終的に審査委員会が公表することになる。ライヒェ政務次官は、2014年のクリスマスまでに玩具へのエコラベル「ブルーエンジェル」の認定開始を目指すことを表明している。エコラベル「ブルーエンジェル」は、現在、約120の製品グループの1万2000製品を認定している。【ドイツ連邦環境省】