【国連】2013.08.22 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局は、中南米でのクリーン開発メカニズム(CDM)実施促進のために、ラテンアメリカ開発銀行(CAF)と協力してコロンビアの首都ボゴタに地域協力センター(RCC)を開設すると発表した。CDM実施件数の少ない地域でのプロジェクト拡充を目的に設置されるRCCはこれで4か所となり、2013年9月1日から業務を開始するという。
フィゲレスUNFCCC事務局長は、「CDMは、気候変動や開発に取り組むための活動促進に市場の活用がどれほど有益かを実証した」と語り、新RCCが中南米でのCDM事業拡大につながるよう期待を表明した。ガルシアCAF総裁は、この協力協定を持続可能な経済成長のための重要なステップとし、これを通じて地球温暖化への取組や地域での再生可能エネルギー利用促進に努めると話した。
ボゴタRCCは、次のような活動を予定している。
・標準化ベースライン開発の優先分野を特定し、手続きの簡素化や地域状況の把握によってCDM事業の登録数増加を図る。
・CDMの条件に適した事業案件の機会を特定する。
・事業実施のための設計書等の作成を直接支援する。
・他のRCCと協力して作業を推進する。
【国連気候変動枠組条約事務局】
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