【ドイツ】2013.06.11 発表
ドイツ連邦環境庁は、風力エネルギー・エネルギーシステム技術・フラウンフォーファー研究所に委託した研究報告書「内陸地における風力エネルギーの可能性」を公表した。これは、ドイツ国内の内陸地における風力エネルギー利用適正地に関する研究であり、研究により風力エネルギーに利用可能な内陸地は、発電容量1200GWに相当する、内陸地面積の13.8%となった。連邦環境庁は、2010年に、全ての電力生産を洋上風力エネルギーや太陽光発電、水力、地熱を含む再生可能エネルギーで行う場合に必要な風力発電の量は、2050年に60GWとする研究結果を報告しており、今回の結果は、この数字を大幅に超過している。現実には、算出された数字に、住民の合意や具体的プロジェクトの経済性など、それぞれの現場における更なる制限が加わることになる。さらに、風力発電設備の認可は、個々の現場での決定に委ねられている。フラスバース長官は、「内陸地における風力エネルギーには、我々が実際に必要とする以上のポテンシャルがある。しかし、このポテンシャルの高さに関わらず、太陽光発電や洋上風力発電など他の再生可能エネルギー源との組み合わせが重要」とコメントした。【ドイツ連邦環境庁】
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