欧州委員会は、2015年の欧州環境首都に交通・エネルギー分野への投資計画や市民参加を促すコミュニケーション戦略を持つイギリスのブリストルを選出したことを公表した。
　ブリストルは、交通分野の改善に2015年までに5億ユーロ、エネルギー効率・再生可能エネルギー分野に2020年までに3億ユーロを拠出する投資計画を持っている。また、先進的なコミュニケーション活動は生活の質の改善に住民を巻き込むことを目指したものであり、スローガン「変革のための研究室」を掲げ、技術革新や学習、リーダーシップの喚起を促している。また、ソーシャルメディアを通じ、ブリストルと他のヨーロッパの都市をつなげる取り組みも行っている。
　欧州環境首都は、気候保全、交通、都市の緑化、自然・生物多様性など12項目の指標を利用し、都市における生活や仕事環境が評価されるもので、毎年、1都市が選出される。2015年の環境首都には8都市が応募していた。【欧州委員会環境総局】